A.映像の状態によりますが、様々な画像処理を行なうことで高い確率で当て逃げ車両を絞り込むができます。実は映像で見えないものは映像自体に情報として記録されている可能性は低いものです。そのため、様々な画像処理を施したからと言ってナンバープレートがはっきりと見える訳ではありません。分析の手法としては、映像から取得した何百枚何千枚の画像から部首、部位、部分の特徴点を少しずつ探し出しその特徴点を有する文字や数字から有力候補を絞り込んでいく方法です。この分析結果でナンバープレートの情報の「使用の本拠地」「分類番号」「事業用識別文字」「指定番号」がそれぞれ最終的に限られた文字・数字に絞られます。
A.映像上で真っ暗の状態でも画像処理によって明暗差を広げたり輝度を上げる手法がありますので、相手のナンバープレートの情報を読み取れるくらいまで修正できる可能性はあります。映像の再生時の見た目で決まるのではありませんので諦める必要はありません。
A.ピンボケの映像であっても可能性はゼロではありません。例えば、映像ではずっとピンボケであっても、分析作業を進めると対向車がブレーキを掛けた一瞬だけピントが合っていたりする場合もあります。更に画像処理によってナンバープレートの情報が容易に読み取れる場合もあります。いずれにせよ、映像を再生時の状態でダメと決めつける必要はありません。
A.ハイビジョンの映像でも前方を走行している車両のナンバープレートは50×50ピクセル程度です。(50×50ピクセルでは漢字2文字を表現するのにも十分なピクセル数ではありませんが・・・)仮に映像がVGAで上記ハイビジョン映像と同じ距離であれば縦横30ピクセル以下になりますが、距離が近い映像が一部でもあればナンバープレートのサイズだけを比較すればハイビジョンと同等のサイズかも知れません。この様に映像自体が低解像度であっても撮影状況や映像状態でナンバープレートの情報を読み取れる可能性は大きく変わりますので、不可能だと諦める必要はありません。
A.EDR分析費用でよく利用されるのは自動車保険の弁護士特約です。例えば、示談交渉や裁判などで弁護士さんに依頼した場合にはドラレコの分析費用は交通事故の調査費用として弁護士さんから保険会社に請求して支払われます。通常、ドラレコの分析費用は調査費用に含まれているものですので問題はありませんが、当て逃げの様に相手が断定されていない場合には「弁護士特約」や「その他の該当する附帯の特約等」などが利用できないケースがあります。まずは、契約の保険会社にご確認下さい。もし、「当て逃げ車両の断定のための分析費用」が保険から支払われない場合または分析結果で当て逃げ相手が断定できなかった場合は自己負担になってしまいますが、当て逃げ相手を断定できた場合には車の修理代+分析費用を相手または相手の保険会社に請求することができます。尚、弊社では個人からのご依頼の時に限り個人負担を軽減するための優遇システムがありますのでお問合せ下さい。
A.事故の証拠として提出されているドラレコ映像が修正されているケースが多くあります。例えば、あまりにも長い映像を接触の前後だけカットして短い映像にするとか個人のプライバシー上で会話の音声をカットするなどは仕方ないことだと考えます。しかし、悪質なものになるとフレームレートを変更して自車の速度を遅く見せたり、都合の悪い映像上の速度表示等の情報を映像から取り除いたり、自車の走行軌道をトリミングで変えたり、更に信号機の色変更や一旦停止の時間を延ばしたり考えられないものもありました。証拠となる映像をねつ造や改ざんした場合は犯罪行為です。更にねつ造映像によって過失を負わされたり加害者にされたら大変です。映像に不審点または不自然な点がありましたら、映像の専門家にご相談をお勧めします。ねつ造か否かがはっきりするまでは、そのまま相手の言い分を決して受け入れないで下さい。
A.ドラレコ本体の電源が入っている状態であれば、原因は「録画が停止状態」または「SDカードの破損」が考えられます。前者は映像自体が録画されていないため方法はありませんが、後者であればデータの復旧ができる可能性があります。この場合、ハード的な破損か、データの破損かを見分けなければならないので、SDカードの現物を確認する必要があります。
A.ドラレコの映像上に表示されている速度が車体から取った「車速パルス」から算出していれば速度はほぼ正確なものです。しかし、GPSで位置情報を取得、移動距離から速度を算出、その後に映像に速度表示するものは、誤差と表示までの遅延が大きく証拠として利用できません。例えば、仮に40km/hで走行中にブレーキを踏んで停止しても表示速度は40km/hのままあまり変化はないと思います。次に、表示速度は一気に0km/hにはならず、40→30→15→0の様に徐々に下がっていきます。GPSの位置情報から進んだ距離と経過時間から速度を算出して表示していますので、遅延が大きいのです。ご質問の場合は衝突直前には急ブレーキで徐行程度まで速度が落ちていても映像上の表示では40km/hになっていると考えられます。この場合、ドラレコの映像から衝突直前のある程度の速度が算出することができます。
A.ドラレコの映像があれば衝突時に受けた衝撃力、車両の移動方向より回転角や衝撃力のベクトルを算出・分析することができます。ダメージは衝突時の姿勢や体制または心理状態などの影響が大きいため一概に衝撃力等でむち打ちやけがの度合いを推測することができませんが、目安とすることができます。この様に異なる観点から正当性を証明することができます。
A.カメラに使用されているイメージセンサーは人間の目に見えない明るさでも電子的に増幅して明るくみせることができます。従って、数十m先の道路に見えているヘッドライトの筋はカメラでは捉えましたが人間の目には殆ど光として見えていないかも知れません。従って、この部分の科学的な根拠と相手の車両のヘッドライトの仕様によって証明できると考えられます。
A.弊社の注視点検出技術はもともと重度障碍者用に研究開発を進めましたので、白内障、人工レンズ、虹彩異色、眼振、瞼の痙攣、涙分泌過多など、様々な症状でもご利用頂けます。
A.測定用のPCをご用意下さい。Windows搭載機であれば、特に性能は問いません。
A.弊社のアイトラッカーは非接触型ですので、被験者に何も装着しません。被験者の前方に眼球撮影用のカメラを設置して注視点を測定します。従って、被験者に眼球撮影用のカメラや風景撮影用のカメラを搭載したメガネやゴーグルまたは帽子などの被験者の視界を遮るものは何も装着しません。
A.他社の20年以上も前のアイトラッカーは眼球や皮膚が乾燥するほど強力な赤外線を照射していました。それでは人体に大きな弊害があります。弊社では2光源法という独自の技術を持っています。これは電灯のスイッチに付いている豆電球より微弱な近赤外線LEDを2個だけ利用しているだけですので人体への弊害は皆無です。ちなみに、弊社の営業担当は20年以上システムをデモのために利用していますが何ら弊害はありません。
A.リニューアル品とは弊社管理でデモ、試用または展示等に利用した装置を指します。そのため、過剰な使用や乱雑に扱っていないため小傷もあまりありません。そして、本装置は弊社の製品ですので、弊社から販売したリニューアル品や中古品にも新品と同様の10年保証をお付けします。 👉リニューアル品/中古品の在庫リスト
A.確かに接触型のアイトラッカーは体に機器を装着するので尋常と異なる状態で不安要素は多くて正確な測定データは取得できないかも知れません。特に視線は心理状態が大きく影響します。しかし、弊社のアイトラッカーは非接触型ですので被験者への機器の装着もなく視界も遮られることもありませんので、普段と同じ自然な状態で測定を行うことができます。ディスプレイ等に刺激を表示する場合は背もたれのあるリラックスチェアーに半分寝た体勢で測定すれば全身の力が抜けてリラックスして測定ができます。
A.測定データの出力フォーマットはエクセル形式(.CSV)ですので、エクセルを使ってグラフ、表、分布、分析など、殆どのことができます。実は以前は弊社のオリジナルの分析用のプログラムを開発して販売していましたがエクセル等を利用してユーザー様ご自身で測定データの分析ができることからニーズは多くありませんでした。
A.弊社のキャリブレーションは独自の5点法で行っています。5箇所のポイントで「注視」→「瞬き(または数秒間の凝視)」→「注視」を連続して繰り返すだけです。通常は30秒以内に終了します。他社のアイトラッカーの様に被験者によって測定ができないことはまずありません。
A.共同研究の大学名と研究者のお名前をお知らせ頂ければ、アカデミーパックの適用を致します。
A.基本的に前方に設置した眼球撮影用測定用カメラで被験者の眼球が撮影できれば測定は可能です。非接触型のため、歩いたり動き回る被験者の注視点測定は不可能ですが、今回のケースの様に手元を見て作業を行い身体や頭部があまり動かない被験者であれば測定は可能です。例えば、ドライビングシミュレータ等のシミュレータやゲーム機器、実機や実車、定位置で一定方向を見て作業を行う作業者など、固定設置の眼球映像撮影用カメラで被験者の眼球映像が撮影できれば問題ありません。
A.基本的にリースは法人向けローンと同じですので、お取引の銀行やリース会社にご相談下さい。レンタルについては弊社にて対応致します。弊社ではレンタルの場合はお客様のニーズに合わせるため、ご希望のレンタル期間とご予算に合ったレンタル物件(新品/リニューアル品/中古品/または混在)を選択してお客様に提供しています。短期間/長期間を問わずご予算と測定の目的に適合するシステムを提供いたしますので、お気軽にご相談下さい。
A.もちろん問題はありません。基本的に被験者の正面方向に設置した眼球映像撮影用カメラで被験者の眼球映像が撮影できれば注視点測定が可能ですので、対象物がディスプレィ上の表示物、壁の絵、前方の風景、現物など、どんなものでも構いません。
A.在庫があれば出荷前の試験後に出荷できますので注文日翌日から3日後以降であれば納品可能です。在庫がない場合はバックオーダーやロット数等によって納期が異なりますのでご注文前にお問合せ下さい。
A.基本的に遠視用、近視用、遠近両用、色付きレンズ、サングラスなど問題はありません。遠視用では若干瞳孔像が拡大、遠近両用では瞳孔像の多少の歪が発生するケースがありますが注視点検出ユニット内で識別してますので問題はありません。ただ、注意して頂きたいのは「TE-9171 赤外線照射セット」から照射された赤外光がメタルフレームやレンズに反射して瞳孔像の重なったり角膜反射光より明るく光ってしまうことがあります。その際、眼鏡を掛ける角度や姿勢を変えることで反射光が問題ない位置まで移動すれば測定に影響はありません。
A.ソフトタイプのコンタクトレンズは眼球に密着して眼球と一緒に動きますので何ら問題はありません。カラーコンタクトについても測定に影響はありません。しかし、ハードタイプのコンタクトレンズは眼球が動いた時にズレが生じてしまうことと、ガラス表面が反射するため、瞳孔像と区別がつかないケースが生じます。最近はハードコンタクトはあまり見かけませんが、正確な測定データを取得するため、可能であればソフトコンタクトのご利用をお勧めします。
A.レーシック手術は角膜の表面にレーザーで溝(傷)を作って屈折方向を変えるものです。そのため、被験者の角膜に「TE-9171 赤外線照射セット」から赤外光を照射すると反射光が生じたり部位によって屈折方向が異なるため瞳孔像に歪が生じるケースがあります。特に眼球の上下左右の回転角が大きいと影響が出る可能性がありますが、回転角が小さい時は問題はないと考えます。この場合には「TS-9101 キャリブレーションプログラム」でキャリブレーションを行い、ディスプレイに表示されている注視点プロット(検出した被験者の注視点)と被験者ご自身が見ている位置とのズレを確認して下さい。この方法で被験者ご自身がレーシックによる影響を判断できます。
A.写真では大きく見えますが、現物はかなり小さなものです。「TE-9101B 注視点検出ユニット」は1.9kgと少し重いですが、「TE-9101C 注視点検出ユニット」は800gと軽量です。システム全体ではノートPCを利用すれば眼球映像撮影用カメラを設置しても、「TE-9101B」はA4+A5、「TE-9101C]はA4サイズの面積があればシステムを設置できます。
A.被験者の眼球映像には瞳孔計ではありませんので、サイズの基準になる寸法(ものさし)が同時に記録されていないため、長さの単位(例えばmm)で算出・出力をすることができません。しかし、注視点を算出するにあたり瞳孔の長径(横)、短径(縦)および面積の3種のデータをピクセル数で検出しています。各データは1/60秒で1回データを取得していますので、収縮速度、収縮面積のパーセンテージなど正確に算出できます。尚、瞳孔に関するデータは測定データとして標準で出力しています。
A.もちろん、瞬きに関するデータも検出・算出しています。標準の設定では瞳孔の長径(横)で最も横方向に長い部分が瞼によって消えた時を瞬きと見なしています。具体的には、瞬きの間隔、目を閉じている時間、目を開いている時間などを取得できます。これらは、1/60秒毎のデータのステータス情報の一部として保存されています。
A.「滞留比率」は刺激の画像を碁盤の目の様に細かく升目状に区切って各ヒストグラムが何%くらい被験者の注視点が滞留していたかを測定できます。または、刺激全体ではなく、一部の変則的な形の滞留比率を確認したい場合は、座標で指定した「矩形エリア」においての滞留比率を測定できます。
A.「密度マップ」の表示機能があります。これは、注視点の分布密度を濃淡のグラデーションで表現します。この「密度マップ」は、「刺激(画像)」、「注視点プロット」、「視線移動」などをお好みで重ね合わせることができます。測定データの様に数値的なものではなく、ビジュアル的な感覚で測定結果を確認できます。
A.設定ファイルに刺激の画像名、インターバル時間、表示時間などを書き込めば、後は「TS-9113 注視点測定プログラム」が自動的に全ての刺激をスライドショー形式に表示して連続測定を行います。保存すれば後からビデオ映像の再生の様に被験者の注視点をディスプレィ上で確認できます。もちろん、測定データも1枚の刺激と同様に複数枚の測定データとして保存できます。
A.ディスプレィに表示される測定結果、「注視点プロット」、「視線移動」、「滞留比率」、「密度マップ」などは全てPCに画像(ビットマップ形式)として保存ができます。
〒430-0903
静岡県浜松市中央区助信町34-31
TEL 053-476-1553
FAX 053-476-1576
mail : webmaster@t-works.co.jp