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株式会社テクノワークスはアイトラッカーを専門とする研究開発型の技術会社です。

TEL. 053-476-1553

〒430-0903 静岡県浜松市中央区助信町34番31号

映像分析サービス

ドライブレコーダー映像に関する主な受注内容

ナンバープレート等の分析作業 交通事故の詳細な状況分析
当て逃げ車両等のナンバーが読めない場合、画像処理を利用した分析作業を行ってナンバープレート情報を断定します。 映像を分析することによって交通事故の詳細な状況を調査します。分析結果は報告書と状況説明図等によって明確化します。


社用車や公用車などの運転評価 映像のねつ造や改ざんの調査
社用車や公用車での法律違反やマナー違反を運転評価によって撲滅して重大事故の発生を未然に防ぎます。 提出された証拠映像に不審または不自然な部分があり、映像のねつ造・加工が疑わわれる時は映像の調査を致します。


ドライブレコーダー映像の分析作業
示談交渉が難航している原因、裁判の争点、問題点、その他の解決を阻害していることをドラレコ映像の分析によって解決の糸口を探します。全く映像とは無関係に思われる事も映像の分析によって科学的な根拠に基づいて証明できるかも知れません。



※ よくあるお問合せ内容は「新着情報・FAQ」をご覧ください。


主な受注内容の補足説明

「ナンバープレート等の分析作業」

愛車へのイタズラ、嫌がらせ、当て逃げ、ひき逃げ、部品の盗難などの被害に遭遇されたお客様からは「ドラレコを取り付けてあったので、その瞬間をしっかり録画されているが対象車両のナンバープレートが読めない。」との内容のお問合せが100%を占めています。ナンバープレートが読めない原因は様々ですが、撮影が夜間や暗所、映像が低解像度(映像自体が低解像度、対象車両まで距離がありナンバープレート部分が小さいなど)、走行中の接触により映像が不鮮明(対象車両の映っている時間が短い、対象車両まで距離がありナンバープレート部分が小さい、走行中のため対象車両の映像がピンボケ・不鮮明など)が多い様です。

交通事故の鑑定会社の中には画像処理の知識がある専門スタッフが常駐しているところはありますが、大部分の会社では誰もが知っている市販の画像編集ソフトを利用したり、一般の映像再生ソフトを利用してコマ送りやスロー再生または拡大などの機能を使って確認しているレベルです。その作業内容は、お客様ご自身でパソコンを使ってできる範囲ですので、わざわざ料金を払って依頼する価値はあまりありません。

弊社では28年以上も研究開発を継続している製品の”TE-9101B/C 注視点検出ユニット(画像処理を利用した視線検出装置)およびオリジナルの画像処理ソフトを利用して、ナンバープレートの目的の各文字・数字の特徴点を検出して有力候補を絞っていく手法です。この手法によって「映像上でナンバープレートが見える/見えない」の判断ではなく、各文字・数字の分析から得た特徴点という根拠に基づいて最も確率の高い最有力候補を導いていきます。

また、人身事故ではない物損事故では警察もあまり積極的に捜査をしてくれませんし、一般車両保険や自費での修理は金銭的よりも精神的なダメージが大きいものです。実際にお客様からご依頼を受けてドライブレコーダー映像の分析を行い、その結果を情報として被害届を提出した警察署やご依頼の弁護士さんに提供することで犯人や加害者を断定した実績が数多くあります。

積極的に何かを行わなければ泣き寝入りになりますが、映像分析を専門家に依頼するだけで、今まで読み取れなかった犯人や加害者を断定できる重要な情報が見つかるかも知れません。泣き寝入りや悩む前にまずは弊社にご相談してみて下さい。


特記:ドライブレコーダーの映像をインターネットを介して送信または郵送して頂くことで本分析作業を進めることができますので、全国どの地域の方でも対応が可能です。


「交通事故の詳細な状況分析」

ご提供の映像から事故の詳細な状況の分析を行います。結果としては事故の状況が一目でわかる様に詳細な「状況説明図」を作成します。この「状況説明図」は3〜10枚の図面より構成されており、事故全体図を「状況説明図T」をメインの図面として映像から取得・分析した情報を利用して項目別に図面化します。ここでは詳細な図面の説明は省略しますので、詳細な内容をご希望の方は弊社にお問合せ下さい。最終的には報告書および図面(状況説明図等)を提出しますが、意見書等が必要な場合は別途承ります。

「ドライブレコーダー映像の分析作業」

弁護士さん等のご依頼主からのご相談内容は千差万別かつ多種多様です。しかし、殆どが示談交渉が難航している原因、裁判の争点、問題点、その他の解決を阻害している内容に当てはまります。例えば、今まで印象に残った主なご依頼内容は、「被害者の受けた衝撃力(通院期間に関する論争)」、「事故の予見(夜間のヘッドライトの視認)」、「相手の車両の最初の視認地点」、「運転者の危険回避行動の反応位置」、「大型トラックの外輪差(オーバーハング)による巻き込み」、「ドライブレコーダー取付位置と運転者の目の位置のズレによる相手車両の視認の可否」、「ドライブレコーダー搭載車の中央線はみ出しの有無とはみ出し距離」、「スマホ使用などによる前方不注視の検出」、「ブレーキやステアリング操作の地点の検出」などがありました。これらの事案はドライブレコーダーの映像とは全く無関係に思われますが、全て映像に記録された内容から分析結果として導くことができました。示談交渉が難航している原因、裁判の争点、問題点、その他の解決を阻害している内容など、前述の通り映像分析によって解決の糸口が見つかるかも知れませんのでお気軽にご相談下さい。


「ドライブレコーダー映像の再検証」(不本意な過失や冤罪でお困りの方々)

裁判や示談交渉などで証拠として提出されているドライブレコーダー映像や証拠書面などを見ると不適切なものが非常に多く確認できます。例えば、相手側が修正したドライブレコーダーの映像を提出した場合、長時間の映像を必要な部分だけをカットして親切心から映像を修正するケース、反対に映像上に表示された不利な証拠となる情報を削除したり走行速度が遅く見える様に映像修正を行うねつ造や偽造などの悪質なケースもかなりみられます。それ以外にも、分析した交通事故鑑定士などの専門知識の欠如からドライブレコーダーの分析手法が不正確かつ不適切であったり、専門知識がありながら移動速度などを都合の良い算出値に改ざんしている悪質なケースも多々あります。この様に全く事実と異なる映像や数値などが証拠となってしまうことから、当事者にとって身に覚えのない不本意な過失を負わされたり、冤罪となってしまうことが少なくありません。専門知識や技術を有していれば、相手が証拠とした映像や証拠書面などの不正を見破ることは容易です。もし、不本意な過失や冤罪でお困りであれば、証拠となった映像の再検証によって結果が逆転する可能性がありますので、まずは専門家にご相談下さい。


「社用車や公用車を利用するドライバーの運転評価」

企業の社用車、官公庁の公用車に取り付けてあるドライブレコーダーの映像を分析して車両を利用したドライバーの運転を評価します。最近は会社や官公庁の看板を背負っている車両でありながら、信号無視や一旦停止不履行、運転中のスマホ使用、乱暴な運転などの法律違反やマナー違反の行為をよく目にします。管理者の目の届かない場所での振る舞いであることから、交通事故の発生や第三者からのクレーム通報以外は管理者が知る由もありません。この様な運転は重大事故や会社の信用を大きく失墜させる原因になりかねません。対策方法としてはドライバーの運転評価が最も効果的です。抜き打ちで実施する運転評価によって、ドライバーの自覚を高めて法律違反やマナー違反の抑制につながり、交通事故を未然に防ぐことができます。運転評価は作業内容によってグレードT〜グレードVに分かれます。グレードTは最も作業時間が短く安価な評価方法で法令違反やマナー違反などを簡易的に調査します。グレードUは各々の法令違反やマナー違反などを細かい項目に分類して内容を分析します。グレードVは最も詳細な調査であり、グレードUの作業内容に加えて前方不注視などの蛇行や走行軌跡などを調査して走行全般を全て分析の上、報告書を作成して提出します。主にグレードVは運送業や旅客業などで交通事故が発生した時の事故調査に利用されているため、社用車や公用車などを利用するドライバーの運転評価の目的であればグレードTまたはグレードUで良いと思います。納期や費用および抜き詳細な内容については弊社にお問合せ下さい。



補記(ドライブレコーダーを取付けて安心していませんか?)


ドライブレコーダーは車載型の記憶装置の一種で正式名はDC(Dashboard Camera)と呼ばれています。最近では特に話題になっているロードレイジによる「あおり運転」や「危険行為」または「交通事故」などの証拠を残すためにドライブレコーダーを取付けるドライバーが急増しています。実際に交通事故、あおり運転、車上狙い、イタズラ、当て逃げ、ひき逃げ、落下物による事故など、撮影された映像が証拠となって迅速に解決するケースが多くあります。

しかし、ドライブレコーダーで撮影した映像を見るだけでは交通事故の全容を把握できない上に、時には知識不足によって真実とは異なる結論を導いてしまいます。「映像はうそをつかない」との概念を基に「映像が100%信用されている現実」は非常に危険な風潮だと考えます。例えば、高度な画像処理技術を利用して映像をねつ造や加工された場合、その映像が事故の真実としてなってしまうことから、全く落ち度がないドライバーが身に覚えのない過失を負わされる危険性もあります。恐らく、裁判においてこれらの高度な画像処理技術を利用してねつ造した証拠映像を提出されれば、専門知識を有する技術者が詳細な分析をしない限りはねつ造を見破ることができないでしょう。

更に、ドライブレコーダーの仕様上または映像の規格上において致命的な弱点や欠点があります。例えば、映像の規格上の問題からドライブレコーダーで撮影された映像を確認すると点灯しているはずの信号機が全て消灯している場合があります。また、ドライブレコーダーの仕様上の問題から撮影映像に上書きして記録された情報も信頼性に乏しく、特に速度情報については等速でない限り実際の速度との大きな誤差が生じており、事故の際に衝突・接触や急ブレーキなどで急激に速度が変化する状況下では表示情報は全く参考になりません。これらの現象については知識があれば理由を明確に説明して修正ができますが、知識不足による誤認識によって真実と異なる情報が正しいと認知されてしまうことが多々あり、これらの要素が事故の原因や過失割合に反映されてしまうケースも少なくありません。

最悪のケースでは、目撃者の不足や当事者が死亡などの状況において、当事者(相手側の生存者)の証言が優先されてしまい、死亡した当事者が大きな過失を負わされるケースについても少なくありません。仮に防犯カメラやドライブレコーダー等の映像が存在していても、当事者(相手側の生存者)の証言と著しい食い違いがない限りは専門家による詳細な分析・調査をあまり行なわないのでしょう。この結果、当事者(死亡)が被害者でありながら大きな過失を負わされてしまうことがあり、充分な保険金(自賠責、相手車の任意保険)が支払われずに生活に大きな痛手を受けているご家族も多くいらっしゃいます。

この様にドライブレコーダーを装着して事故当時の映像を記録していても決して安心はできません。反対に記録された映像が証拠になってご自身が不利益を被ってしまうかも知れません。ちなみに、警察官や損害保険会社からドライブレコーダーの映像(SDカード等)の提出または提供を求められても運転者には提出義務はありませんので、提出または提供前に慎重にお考え下さい。いずれにせよ、ドライブレコーダーで撮影された映像には未確認の有力な証拠が隠されている可能性があります。示談交渉の難航、裁判での証拠集め、ご自身の主張の証明、その他の問題点がありましたら、事故調査の1つの方法として専門家による映像の分析をお勧めします。


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