新技術の提案

 ”運転中のスマホ使用を根絶”できる方法を提案します! 

 
近年、運転中のスマホ使用による余所見が原因で発生している重大な事故が社会問題になっています。特に話題になっている「ポケモンGO」の運営会社が、一定速度以上での移動中は機能制限がかかる仕様変更を行ったため、この問題は解決された様に見られていますが、運転中のスマホ使用での交通事故の原因は「ポケモンGO」だけではなく、スマホ本来の機能や星の数ほどあるスマホアプリの操作にあります。これらの全てのアプリに対して「ポケモンGO」の様に機能制限の対策すれば、「運転中のスマホ使用」による事故は多少は減少するとは思われますが、この対策はまず不可能かつ非現実的であり、「運転中のスマホ使用の根絶」には至らないでしょう。

 日本の全ての国民が法律や条例を守りモラルを持ち合わせている訳ではありません。実際に運転中の携帯電話やスマホを法律が禁止されていても、運転中のスマホ使用は減ることがなく、重大な交通事故による被害者は増え続けています。

 この様に、運転中のスマホ使用の禁止を法律や条例で取り決めても、運転手の常識やモラルに任せていては全く効果が期待できません。本当に「運転中のスマホ使用を根絶」を望むのであれば、「運転中にスマホを使用したらスマホ自身が強制的に機能制限や動作停止する事故対策機能」をスマホに備えることが最良の方法であることは間違いありません。

 現在、「一定速度以上でのアプリの機能制限」が論議の的となり賛否両論ありますが、「運転手が見分ける技術」を利用して「運転手が運転中にスマホを使用したら機能制限または動作停止する事故防止機能付きスマホ」であれば反論する人達はいないのではないでしょうか?今回はこの「運転手が見分ける方法」を簡単に紹介します。

 どうして、「一定速度以上でのスマホの機能制限」に反対する人がいるの?

 まずは、「ポケモンGO」を例に上げると、アプリとしての対策方法は移動速度を算出して一定速度以上になった場合には「アプリの機能制限」を行うものです。すなわち、移動速度が一定速度以上に達した時にアプリに機能制限がかかる訳ですが、移動速度だけを機能制限の条件にしているため、
「運転手以外の同乗者」や「公共の交通機関の利用者」の持っているスマホも一定速度以上になると機能制限がかかってしまいます。この機能制限を反対する人達の大多数はこの部分を指摘しています。しかし、言い換えれば、「運転手を見分ける技術」を利用して「運転中の運転手のスマホのみに機能制限」ができれば、何も問題はないと言うことです。

 「運転手を見分ける方法」はどうやって運転手を見分けるの?

 運転手と同乗者の違いは運転席に座っている以外の見分け方法は一見なさそうです。それ以外は運転手の見分けはできないのでしょうか?実は「視線」で運転手を見分けられることがわかりました。運転手は運転中にスマホを使用すると進行方向である前方の頻繁に見ています。そのため、運転中にスマホを使用している運転手の視線を測定すると同様にスマホを使用している同乗者の視線と明らかに違うことから、スマホを使用している使用者の視線をチェックすれば確実に運転手か同乗者かの見分けがつくことが明らかになりました。視線の測定方法とサンプルデータは次の通りです。以降は少し技術的なお話になってしまいますが、ご興味がある方はご覧ください。


 図1の様な状態でスマホの使用者が運転席に座って測定を行いました。スマートフォンはステアリング64の上部手前のスマートフォンの設置位置63に配置して、前方にフロントガラス62を介して車外が見える状態です。

 使用者の注視点を検出した場合の注視点はスマートフォンの画面左上の基準座標65を(XY)=(0,0)としてX座標とY座標のデータとして取得します。測定に利用したスマートフォンは、1334(Y)×750(X)ピクセルなので、画面外のY座標66の位置に運転手の視線がある時は注視点のY座標<0、画面外のX座標(1)67の位置に視線がある時は注視点のX座標<0または画面外のX座標(2)68の位置に視線がある時は注視点のX座標>750となります。


 図2の(A)停車中の運転者の注視点サンプルデータでは、図1の運転席に座った運転者が停車してスマートフォンを操作している時に測定した視線のデータです。停車中の運転者の注視点Y座標71と停車中の運転者の注視点X座標72を確認すると運転者は使用しているスマートフォンの画面を殆ど見ていることがわかります。

 しかし、(B)走行中の運転者の注視点サンプルデータでは、走行中の運転者の注視点Y座標73からわかる様にスマートフォンを使用しながら頻繁に進行方向の前方を見ていることから、図1の画面外のY座標66の位置に視線が移動しているため、注視点のY座標<0となっている部分が非常に多く、数秒間内に短時間で何回もスマートフォンの画面と図1の画面外のY座標66の位置である進行方向の前方を注視点が常に往復している状態であることがわかります。

 この様にスマホ使用者の視線を数秒間チェックすることで、運転者か同乗者かを簡単に見分けることができます。


 
「事故防止機能付きスマホ」ってどんなものなの?

 外見は現在のスマホと全くかわりません。
この事故防止機能は既にスマホについている「カメラ」と「GPS」機能を使って、スマホ内部の制御プログラムまたはOS(iOSAndroid)が使用者の視線と移動速度を測って自動的にスマホ自体が機能制限または動作停止するものです。使用している使用者には全く気付かれずに、運転中にスマホを使用すると事故防止機能が動作してスマホが機能制限や動作停止になります。更に既に付属のカメラとGPSを利用するため、スマホの価格が値上がりすることはありません。


 
「事故防止機能付きスマホ」をどこの企業が開発できるの?

 第一案としては、スマホのOSにこの事故防止機能を組み込んで全てのスマホにアップロードします。これによる最大のメリットは、現在市場に出回って利用されているスマホもOSをアップデートした瞬間から事故防止機能付きのスマホに早変わりすることです。この場合の開発者は、OSの配布元である、iOSのアップル社、Androidのグーグル社となります。この方法であれば、ソフトウェアで実現するため開発コストほとんど必要なく、事故防止機能の普及も最短時間となります。

 第二案としては、今後開発するスマホにこの事故防止機能を組み込みます。この場合の開発者は、スマホを開発・製造しているスマホの大手電気メーカーとなります。実現はスマホの内部のハードウェアに専用の回路またはチップを追加または内部の制御プログラムによって行います。但し、この案を選択した際には、全てのスマホに事故防止機能の搭載を義務付ける「法令化」が必要になります。なぜなら、法令化によって全てのスマホに事故防止機能を搭載しなければ、「事故防止機能の搭載されていないスマホ」が市場に存在してしまい、運転中にスマホを使用する運転手はそのスマホを購入できるため、全く意味をなさなくなるからです。

以上の様に、上記の2つが弊社から提案する“運転中のスマホ使用を根絶”するための方法です。第一案が実現すれば、コストが全くかからずに短時間で日本に限らず世界中の全てのスマホを事故防止機能付きのスマホに変更することができますので、最良の方法だと考えています。



 「事故防止機能付きスマホ」を実現する際の問題点は?

 前項の第一案を実現するためには、OSの開発・配布元であるアップル社およびグーグル社が事故防止機能を開発する必要があります。そして、第二案を実現するためには、まずは全てのスマホに事故防止機能の搭載を義務付ける「法令化」、そしてスマホを開発・製造する大手電気メーカーが製品開発を行う必要性があります。

 いずれにせよ、事故防止機能付きスマホを実現するためには、運転中のスマホ使用が原因で発生している重大な交通事故の撲滅を心から願っている大勢の方々が、一致団結して事故防止機能付きのスマホの必要性を訴えることが必要だと考えます。配布元のOS修正や法令化を待っているだけでは、絶対に実現はできません。官公庁、企業、被害者団体、様々な市民団体、多種多様な組織、一般の方々などが、できる限りの事を行っていけば必ず実現できると思います。



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